アカヤシオの笠丸山ルート解説
地蔵峠経由の（地図緑星印）笠丸山登山口で、林道笠丸線起点と書かれた標識がある。
橋を渡り、林道を２００ｍほど行くと登山道は左側の沢沿いについている。
沢沿いのスギ林の中を何回か沢を渡り返しながらしだいに高度を上げていく。　
所々に標識があり、登山道はしっかりしている。　最終の沢を渡り、カラマツ林をすぎた所から急登
となり、すぐに地蔵峠に出る。　大きなナラの木の根本にお地蔵さんが祀られている。
ここで道が十字路になっている。　　笠丸山へは、左側の尾根道を行く。
途中小さなピークを３つ越えるが、最後のピーク付近では、左方向にも踏み跡があるが、右方向に
行くこと。　　やがて笠丸山山頂直下の岩峰基部に出る。　　
道はここを左に回り込んで、ツツジの茂みの間を木の根や岩につかまりながら急登すると、笠丸山
北峰と南峰の鞍部に出る。　　右に行ったピークが笠丸山北峰山頂で、２等三角点がある。
山頂付近は、４月下旬から５月上旬にかけて、ヤシオツツジやミツバツツジが咲き見事である。
展望も良い。　　もう一方のピークである南峰へは、尾根上の道を５分足らずで行ける。
ここには小さな祠と山頂を示す標識がある。　
南峰は狭くて展望もあまり利かない。　休憩するには北峰がよい。
下山は、南峰の祠の前から下りる道がついている。
木の根が露出した急な木立の間を下ると、岩峰を右に見ながら急な小尾根を下る。
やがてアセビの群落の間を通り、しばらく行くと廃屋の前に二基の石灯籠がある。
まもなく住居附（すまいつく）集落の中ほどの林道に出る。（地図黄色星印）　ここは登山口の橋から
５分ほど下った所である。　　『山と渓谷社・群馬県の山』より抜粋

コメント
今回は、ヤマケイＪＯＹ・春号「ニッポンの春・花の山１００」５２ページに掲載の笠丸山に行きました。
アカヤシオ（ヤシオツツジ）が有名な山で、地蔵峠から左へ、細い尾根道はアカヤシオのトンネルに
なっているはずでしたが、時期が早すぎたのか山頂で僅かに開花が見られる程度でした。