大弛峠〜金峰山登山ルート解説 
      大弛峠は山梨市(山梨県)と川上村(長野県)の県境にあり、山梨側は全線舗装されているが、長野側は 
      ダート道でオフロード車以外で行く場合は細心の注意が必要と思われる。 峠の駐車場にはトイレも完備 
      されているので安心だ。 
      金峰山登山口(駐車場上部)から指導標に従って進み、木の階段を上りきると樹林帯の尾根道歩きとなり、 
      左手の樹林越しには富士山が顔を見せる。 
朝日岳手前のガレ場は遮る物がないので富士山・南アルプスの眺めが良い。 
朝日岳山頂にはベンチが置かれているので、金峰山や八ヶ岳の全貌を眺めながらひと息いれよう。 
      ここからザレ場を一気に下り再び樹林帯に入り、ベンチが置かれた鞍部を過ぎ鉄山(くろがね)を右に巻いて 
      進むと植生がシャクナゲやハイマツに替わり、ひと登りで金峰山の肩に出る。 
      金峰山山頂は岩群の台地にあり、その先には五丈石と呼ばれる大岩がそびえ立っている。 
      五丈石の下部には金峰神社の鳥居や木の祠も鎮座している。 
      展望指示盤もあるので360°パノラマの山名も確認できる。 mikio 
      補足 
      大弛峠−朝日岳−鉄山−金峰山は苔むした樹林帯(モミ・シラベなど)の尾根道歩きのうえアップダウンが 
      多く、行き帰りの時間が殆ど変わらないので山頂では充分な休憩をとる事をおすすめします。 
      HPより補足 
      金峰山は、平安時代に信仰の山として開山し、山頂直下にそびえる五丈岩(高さ約15m)の根元に 
      蔵王権現をまつり、修験道の道場となりました。 
      「甲斐国志」によると、江戸時代には参拝のための登山道が10か所あり、それぞれに里宮が設けられ、 
      賑わったと伝えられています。 
      秀麗高雅な山容や信仰の歴史など、名実ともに秩父山脈の盟主として君臨しています。 
      http://www.city.kofu.yamanashi.jp/ 甲府市市役所公式HPより 
      大弛峠〜国師岳−北奥千丈岳登山ルート解説 
      旧登山道は大弛小屋の北側にありましたが、現在は指導標に従い小屋の横を抜けると「国師岳」「夢の庭 
      園」へ続く木の階段が設置されていて、前国師岳までは階段歩きだけで到着してしまいます。 
      この先にある分岐点から「国師岳」「北奥千丈岳」へは共に10分以内の処にあるので、時間に余裕があれ 
      ば両山頂からの違う風景を楽しみたい。 mikio 
      HPより補足 
      金桜神社奥社地跡  
      仁寿3年(853年)、米沢山大禅寺鎮守として勧進したといわれ、金峰山が修験道場の拠点とされた南北朝 
      時代頃は表参道東登山口として栄え山岳密教の衰微と共に荒廃し、神仏分離により、金桜神社になりまし 
      た。奥社地は高天原にあり、往事の石垣、建物跡及び礎石、古代の矢来文字と思われる碑マンジ組土台石 
      など貴重な遺跡などや山岳密教にかかわる多くの地名が残されています。 
      夢の庭園 
      深い原生林に覆われた奥秩父の山並みに、そこだけ露出している巨大な花崗岩群。 
      その巨岩から望む展望が夢のように美しいことから「夢の庭園」と呼ばれています。 
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/ 山梨市公式HPより 
      コメント 
      2000年7月に同じコースを設定して登りましたが、金峰山下山中に雷雨にあってしまい途中敗退のままだ 
      ったので今回の挑戦となりました。 
      今回は天気にも恵まれて、富士山を写しながらノンビリと登れた金峰山でしたが、国師岳は登っても登って 
      も果てしなく続く階段に辟易で、印象を聞かれても「階段がすごかった!」としか答えられないかもしれませ 
      ん。(笑) 
      東京在住の矢引さんご夫婦との出会い 
      ご夫婦で各地の山を縦走されており、朝日岳手前のガレ場では目前に広がる南アルプスを眺めながら、 
      過去に登った山の名前が沢山あがっていました。 
      同じ行程だったので各ポイント毎で挨拶を交わし、その都度お菓子を頂戴しました。  |