深田記念公園〜茅ヶ岳〜金ヶ岳〜ふれあいの里ルート解説
韮崎駐車場から５分ほどの場所に深田記念公園があり深田久弥直筆の「百の頂に百の喜びあり」と刻ま
れた記念碑が建っている。毎年４月第３日曜日に深田久弥氏を偲び山開祭として「深田祭」が行われる。
車道を兼ねた？登山道脇の、廃屋や廃車を過ぎると間もなく林道を横切り、ここからが本格的登山道だ。
道幅は広くブナ・唐松・赤松などの樹林帯歩きで寒風を受けることなく快適な登山を楽しめる。
登山道が岩ゴロ道になると１５分ほどで大岩「女岩」に突き当たり、岩の割れ目からは水がしたたり落ちて
おり水の補給が出来る。
ここからは女岩の手前を右に巻いて岩の真上に登山道が続くので、不注意で落をすると水場で休憩して
いる登山者に当たる危険性もあるので慎重に上ろう。　敷島分岐点に出ると一踏ん張りで茅ヶ岳山頂だ。
茅ヶ岳山頂は灌木が全て切られており３６０°大パノラマを楽しめるが、深田久弥が生きていたら何と思う
だろう・・・
金ヶ岳へは山頂の道標に従ってコナラの痩せ尾根を急下降する。鞍部から金ヶ岳南峰間は標高差160m
程の登り返しで石門を過ぎると根っこや石を掴みながらの急登となる。南峰からは緩い登り返しで金ヶ岳
山頂だ。　天気が良ければ甲府市や南アルプスの展望が楽しめるはずだ。
下山は山頂の標識「東大宇宙線観測所方面」に従って南西尾根を下る。
尾根筋は見晴らしが良く岩頭では爆裂火口跡や八ヶ岳や茅ヶ岳の展望を楽しめるが、痩せ尾根なので
雨天時は足下に注意が必要だ。
痩せ尾根を過ぎるとブナや赤松の樹林帯歩きとなり、ひたすら真っ直ぐ下ると金ヶ岳登山口の標柱が立つ
林道に出る。この地点は健康旅行村バンガロー敷地の上部で、鉄ゲートをくぐって「ふれあいの里」専用車
道を下ると「ふれあいの里入り口・金ヶ岳・茅ヶ岳登山道入り口」と書かれた大きな看板が設置された車道
に出る。　金ヶ岳登山駐車場は道の左右に用意されている。　　mikio
コメント
この時期、北信の山々は里山といえども残雪が多いので、今回は「富士山を見る」「雪が無い」「軽い山」
という条件で茅ヶ岳を選びましたが、山頂では霞がかかり展望が悪いうえ金ヶ岳南峰の上りでバテバテに
なるわでメチャ疲れた山行でした。
私は百名山信奉者ではありませんが、現在の登山ブームを作った深田久弥終焉の地である茅ヶ岳には
前々から興味を持っていました。願わくば終焉の地で手を合わせらればと思いましたが迂闊にも見過ごし
てしまい、埼玉から来られたMIZUOさん撮影の写真を拝借して合掌掲載しました。