登山こぼれ話 MENU




   作画 Norio Arai  
                 
なにも残さず ・ なにも変えず !!
                               「樹が泣いている 私も泣いている」


それにしてもあの木、ヒドイですね。  
明認方法でさえもあそこまでしないのに!! 木のみならず私も泣く!!!

あと私が許せないのは、ある花の写真を撮るためにまわりの植物をむしりとって
「お掃除したの♪」なんて言いながら周囲の関心を向けようとする人。
終わってます。
「やっぱりプロの方はこだわるのねー」なんて褒めちぎるのは少数のオバサマのみで、
ほとんどの人は白い目で見下してることに早く気づいてほしいです。
こういう事する人たちって、イタズラ好きな小中学生よりも立派な大人が多いんですよね。
特にお掃除好きはプロ意識の強いアマチュアカメラマンが意外と多い。
山が好きな人たちが集まっているはずの登山サークルとかでも「記念に」なんて言いながら
自然を傷つけてる。
残念ながら、どこへ行っても心ない人の行動って目につきますよね。
近頃はアウトドアブームで登山客も増えているようですが、その分、非常識な行為も
増えているはずです。
山での歩き方や靴ひもの結び方なんかを覚える前に一般常識を会得してから
山に入っていただきたいものです。
山岳信仰の時代の人が現代の様子を見たら、あまりにもヒドイ光景に狂い出すかもしれません。
「2003 花旅・火打山 参照」                       
                        ( 2003.7.4  山の仕事に携わる Y・O さんより ) 



    (番外編) 
地震被災時、傷害保険・車両保険は補償されるか?
日本列島は地震大国、近いところでは新潟中越沖地震があり多くの方が被害を受けました。
地震と言えば住宅火災保険が最初に思い浮かびますね・・・、地震特約を付加すれば特約保険金の
範囲内で補償の対象となりますが・・・ では、損害保険会社の傷害保険や自動車保険の一般車両
保険に加入中の場合はどうでしょうか? 答えは×です。
傷害保険は「天災危険担保特約」を、自動車車両保険の場合は「地震車両割増」を付加しなければ
地震で被害を受けても補償されませんので気をつけましょう。 mikio



   GPS測量で「2999メートル」
北ア剣岳 3千メートル届かず

国土地理院北陸地方測量部(富山市)は28日、北アルプス・剣岳(2998m)の標高を衛星利用測位シス
テム(GPS)などで厳密に測量した結果、2999mだったと発表した。
剣岳の標高は1907年(明治40年)の初測量で2998mとされたが、その後3003mに変更された時期
もあり、3000m峰への仲間入りが期待されていた。
同測量部は八月末、剣岳山頂に三角点を設置、そこから南西へ約13m離れた最高地点の岩をGPSな
どで測量した。
富山県山岳連盟会長の木戸繁良さん(69)は「3000mの夢が壊れ残念だが、剣岳の魅力は変わらな
い。」と話している。
信濃毎日新聞 2004.10.29 掲載記事より抜粋



標高3000mで さい銭ドロ?
               「中ア駒ヶ岳山頂の神社」

中央アルプス駒ケ岳(2956m)の山頂にある駒ケ岳神社奥院でニ十五日、さい銭箱が壊されているのが
見つかった。
頂上木曽小屋の主人、畑政市さんは「こんなことをする人は山に来てほしくない」とあきれ顔だった。
さい銭箱は、板を互い違いに斜めに組んでお金を受ける部分が、内側に押し込むように折られていた。
小さな穴も開いており、畑さんは「ストックか何かで壊したのか…」。
硬貨は相当量が残っていたが、ふだん入っていることが多い札はなかった。
畑さんはこの日、昼食後に見回りに行って見つけ、さい銭箱は小屋に持ち帰って修理した。
信濃毎日新聞 2002.9.27 掲載記事より抜粋



愛犬との登山、規制か容認か。
          「県内山岳団体検討の条例原案」

犬を連れた登山は是か非かー。高山帯の自然保護に向け、し尿や病原菌などが動植物に与える影響を
懸念してペットの犬を連れた登山の規制を含む県条例原案を県内山岳団体が検討していることに対し、
愛犬家が困惑している。
犬はかけがえのないパートナーで常に一緒に行動したいという愛犬家にとっては「一方的な悪者扱い」が
納得できないようだ。
既に大連れの登山の自粛は各地で呼ぴ掛けられているが、今のところ議論のテ−ブルはなく、共存の道
は視界不良だ。
県中高年山岳会や県勤労者山岳連盟など四団体が県に提案する為に検討している条例原案は、高山植
物や国の天然記念物ラィチョウの保護などを盛り込み、犬の高山帯ヘの立ち入リを規制する考えだ。
これに対し、犬と一緒に山歩きを楽しむグル−プ「遊歩会」(約ニ百人)は「犬の連れ込み禁止は科学的根
拠があるのか」と当惑する。
犬も一緒に宿泊できる南安曇郡安曇村のべンション経営者も「モラルの低い人がいるのも事実だが、一律
規制していいのか」と疑間視している。
北アルプスや美ケ原高原を管轄する高山植物等保護対策協議会中信地区協議会によると、犬などのペッ
トを連れた登山者は九六年度、百七人を確認したが、昨年度は三百四十七人に増加した。
こうした中で、県の自然保護レンジャ−によると、犬が高山植物を踏み荒らりしたケ−スがあったほか、
中部山岳国立公園岐阜県協会によると、乗鞍岳の岐阜県側では、犬がラィチョウのヒナをロにくわえて
いたのを目撃した−という情報があるという。
また、科学的な立証はされていないが、犬のし尿や待ち込まれる病原菌が生態系に影響を与える恐れが
あるとの指摘もある。
県や中部森林管理局などでつくる高山植物等保護対策協議会は昨夏、ベットを持ち込まないよう呼ぴか
けるチラシを初めて登山者に配った。だがこの際、大を連れた登山者との間で口論もあったという。
『補足』 
高山帯の自然保護を最優先する考えから、条例原案は『犬にも人にも厳しい内容にしたい』との事。
信濃毎日新聞 2002.2.27 掲載記事より抜粋



わがまま「山のSOS」

「もしもし、私は今どこにいるのでしょう」?

「民間ヘリ頼んでいない」

目立つ安易さ
振り回される救助隊

                 作画 Norio Arai
 
県内の山岳の登山者から携帯電話による110番通報が増えるのと同時に安易な通報も目立つようになってきた。
「道に迷った」などと通報しておきながらその場を離れたり、複数の県警に救助ヘリコプターを要請したりと、
そのたぴに振リ回される県警山岳遭難救助隊は頭を痛めている。

(1)
今月17日、北アルプスの西穂山荘から奥穂高岳に縦走中の横浜市内の会社員男性が高山病に。
仲間ニ人が携帯電話でそれぞれ長野、岐阜県警に救助要請した。
長野側から民間ヘリ、岐阜側からは県警ヘリが到着すると、会社員は「(1回数百万円の)お金が掛かる民間ヘリを
頼んだ覚えはない」。民間ヘリは引き返した。
(2)
今月上旬には、黒姫山を下山中だった都内の男性医師(29)が携帯電話で「がけの所で困っている」と通報。
電話はそれだけで切れた。県警は救助ヘリを飛ばしたが、6分後、自分で移動した男性から「無事下りた」との連絡。
ヘリは途中で引き返したが、同隊は「電話が切れたら、こちらからも連絡を試みるので、その場で待っているのが原則」。
中には通報したまま自カ下山し、何の連絡もなかったケ−スもあったという。
(3)
また、「道に迷ったけれど、私はどこにいるのですか?」と110番で尋ねてくる登山者もいて、
「事前学習や準備不足の側面もある」と同隊。
(4)
県警地域課によると、携帯電話による救助要請は、96年に2件だったのが昨年は全救助要請の35%に当たる
49件に増え、今年は22日現在で既に44件に達した。
山岳遭難救助隊の翠川善一隊長は「われわれは、どんなに厳しい場所でも駆けつけるが、
安易な通報はやめてほしい」と話している。
信濃毎日新聞 2001.8.23 掲載記事より抜粋



 
北アルプスで今シーズン、
靴底がはがれるなどして山小屋に駆け込む登山者が目立った。


新素材が劣化? 「よく点検を」

底に合成繊維素材を使った軽量の靴が主流になり、利用者が気付かないまま、
素材が劣化し破損したとみられるトラプルだ。靴の破損は遭難事故につながる心配もあり、
県警や山小屋関係者は「冬場のオフシ‐ズンの手入れが大切」と指摘している。
北アの常念小屋に9月下旬、関西地方の中年女性が「登山中に靴底が割れてしまった」と助けを求めた。
小屋の主人の山田恒男さん(68)が調べたが、底がはがれて簡単には修理できない状態。
女性は燕岳ヘの縦走を断念し、靴を布で縛って下山した。
同様の訴えは常念小屋でこの日だけで四件、今シーズン中では13件ほどに上るという。
燕山荘、白馬山荘なども「靴の破損を何とかして、という飛ぴ込み客が増えた」と話す。
具体的な件数はつかめないものの、他の山小屋もほぽ同じ傾向という。

登山靴は7、8年前から、皮などを縫い合わせた従来品に加え底にポリウレタンなどの素材を使い、
軽くて防水、透湿、衝撃吸収などの性能を高めた製品が出始め、ここ数年で広く普及した。
ただ、年数がたち素材が劣化した揚合、急に破損する可能性がある。
数年前に購入した靴の耐用年数が過ぎたことが最近のトラプル増加の要因とみられ、メーカーや販売店
にも苦情が寄せられている。
東京のあるメーカーは広告で破損問題に触れ、耐用年数の目安は5年だが、3年以上たったら「チェックを」
と明記。
急な破損が起きない製品の開発も研究中だが、「性能を考えると、今のものに代わる良い材料はまだない。
一定期間がたてぱ劣化するという『欠点』を利用者に知ってもらいながら売るしかない」(販売担当者)と話す。
南安曇郡穂高町の登山用品店は、持ち込まれた靴の破損状況について「1年に1、2回しか靴を使わず、
手入れをしなかったり、車内に放っておいたケースが多い」。

県警山岳遭難救助隊の臼田聡班長(豊科署)は「山の装備は適切な管理を怠ると、劣化が予想以上に進む。
耐用年数のチェックとともに、使わない時期に十分手入れをすることが大切」と呼びかけている。
信濃毎日新聞 2001.10.30 掲載記事より抜粋
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